1 :虹◆onElYHqWJBVO:2016/03/21(月)07:20:17 ID:jGG(主) ×
「Linux Mint」にバックドアを仕込んだハッカー、手口と目的を語る

多数のユーザーを騙して、バックドアが仕込まれたバージョンのLinuxをダウンロードさせた一匹狼のハッカー本人が、
取材でその手口を明らかにした。

 米国時間2月20日、「Linux Mint」のウェブサイトがハッキングされ、丸1日にわたって、
 悪意を持って「バックドア」が仕込まれたダウンロードファイルをユーザーに提供していたというニュースが広まった。
 Linux Mintは、Linuxディストリビューションとして3番目に人気があると言われている。

「Linux Mint」のウェブサイトが改ざん被害に--ISOファイルにバックドア
「Linux Mint」のウェブサイトが改ざん被害に--ISOファイルにバックドア
 このニュースは、同日にLinux MintプロジェクトのリーダーClement Lefebvre氏によって発表された。

 Lefebvre氏は発表を行ったブログ記事で、問題があるのは2月20日中にダウンロードされたものだけであり、
 この事態を受けて、さらなるダウンロードを防止するために、サイトを一時閉鎖したと述べている。

 この事態を引き起こしたハッカー(通称「Peace」)は2月21日、暗号化されたチャットでインタビューに応じ、
 「数百」のLinux Mintを制御下に置いていると明かした。これは、その日ダウンロードされた千件強のうち、かなり大きい割合だ。

 しかし、話はこれで終わりではない。

 Peace氏は、同サイトのフォーラム全体のコピーを2回盗んだと主張している。
 1回目は1月28日、2回目はハッキングが確認される2日前の2月18日だ。

 同氏はフォーラムのダンプデータの一部を流出させており、これには電子メールアドレス、
 誕生日、プロフィール写真、暗号化(ハッシュ化)したパスワードなど、
 個人を特定できるデータも一部含まれていることが確認されている。

 このパスワードは、長くは持たないかもしれない。同氏は、すでにパスワードの一部は解読済みであり、
 今後さらに多くのパスワードを解読する予定だと述べている(同サイトではパスワードのハッシュ化にPHPassを使用していると思われる。
 このハッシュ化されたパスワードは解読可能だ)。

 また、同氏が「フォーラムの完全ダンプ」をダークウェブのマーケットに出品したことも明らかになっており、
 米ZDNetでもこのリストが存在することを確認している。
 このリストには記事執筆時点でダウンロード1回あたり0.197ビットコイン(約85ドル相当)の値段がついている。

 Peace氏はこのリストを出品したのが自分であることを認め、「85ドルが必要なんだよ」と冗談交じりに話した。

 2月21日には、情報漏えいに関する情報サイトHaveIBeenPwnedが、同サイトに7万1000件のアカウントがロードされ、
 アカウントの半分弱が、すでにデータベースで検索できると発表している。

 Peace氏は自分の名前、年齢、性別については明かさなかったが、欧州に住んでおり、ハッキンググループとの関係は持っていないと述べている。
 一匹狼で知られる同氏は、以前、同氏が関わっている個人のマーケットサイトで、既知の脆弱性に対する攻撃サービスを提供していたことがある。
 
 つづきはソースで
 
 http://japan.zdnet.com/article/35078316/